戻るよ。。。 [▼震災]
先週 アチコチ病院通いをしていたまじょ
1月、2月と 結構ハードに動きまわっていたせいで
ポンコツ体にガタがきた
そんなある日 とある病院の待合室で
「ア―――ッ!!!なんでココにいるぅ???」と
叫んでる男性の声
???
「ア―――ッ!!!Sさん!!!Sさんこそどうして???」
イイ歳した 男子と女子が
どこまでも聞こえるような声で
しかもココは病院の待合室
すかさず 看護師さんに睨まれる~~~
何年振りだろう
あれは 現場事務所で一緒に働いてた以来・・・
イヤ待てよ
どっかの交差点で 車が隣り合わせて以来だから
かれこれ 10年振りぐらいかなぁ
お互い一目でわかるって 変わってないってことなのか?ww
2011年以来 久々に再会した相手にまず確認すること
「地震大丈夫だった?」 (ここ仙台では コレ案外主流)
そう言えば Sさんの自宅は 東松島だったはず
「ご自宅大丈夫でしたか?」といつものように聞いてみると
「あ~~~ 母ちゃん流されて亡くなったわ」と
ビックリなんてもんじゃない答えが返ってきた
あんまりあっけらかんと言うもんだから思わず
「ウソでしょ」なんてアホなこと言ってもうた
詳しく聞けば
あの日家に1人でいた奥様
津波に建屋ごと流され
ぐちゃぐちゃになった居間で見つかったらしい
Sさんの奥様・・・
そう言えば現場事務所で働いていた頃
いつもご自分で漬けた漬物を差し入れてくれた
それがもの凄く美味しくて 事務所のみんなに大好評だった
あの時のSさん めちゃめちゃ得意気だったことを覚えてる
震災後 Sさんは仙台市内に住んでいた娘さんのところで
生活を共にしているとのこと
「娘も息子も無事だったから まだ良かったんだぁ~」
すっかり立ち直った風に 笑顔で話してくれた
震災から4年 Sさんの自宅は更地になり
今は嵩上げ工事の真っ最中だと言う
そしてSさんはこう続けた
「俺は 東松島に戻るよ!どんだけ時間がかかっても絶対戻る!
俺の家はあそこしかないから!!それまでは仕事も引退できんわ」
Sさんの目はとても力強く そして笑顔は本当に眩しかった
一日も早く Sさんが 奥様と暮らした東松島に戻れる日が来ること
心から願わずにはいられない
頑張ってる Sさんに 敢えて言いたい
Sさん 頑張れ~~~~~!!!
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